「終了報告レポート」の記事
第3回 六華ゼミ
第3回 7月16日
杉中 秀彰
三菱商事(株)炭素・LPG事業本部
炭素原料ユニット石炭コークスチームリーダー
世界の架け橋となる仕事
商社パーソンの海外駐在体験談
第3回はスギチュウこと、杉中さん。
野球部OBです。今年はあっけなく敗退し、短い夏になってしまいました。
ミレニアムの再現はいつのことになるでしょうか。
我々の代の野球部も弱かったなんて、余計なことを司会でしゃべってすいません。
受講生も野球部員がきっと大勢来るだろうという予想は見事にハズレ。
この夏の悔しさをバネに、練習するから欠席なんだそうな。
これからに期待できそうですね!
さて、理系の大学・大学院で研鑽を積んだ杉中さんが、
なぜ商社パーソン(マンじゃあいかんのかいな。男女雇用機会均等法違反?)
の道を選んだのか、そこが今回の講演のポイントの一つではありました。
でも、メインはやはり商社のお仕事。
ブルネイ、中国に滞在して感じたり得たりしたこと、
そしてこれからのわが国の展望は、前途はいかに?
といった話が核心部分でした。
商社というのは、どういう仕事をしているのか、
意外と説明が難しいところではないでしょうか。
具体例を盛り込みつつ、ビジネスの可能性を提案してコーディネイトする、
商社の仕事の説明を明快に分かり易く伝えていました。

海外赴任生活の体験談がまた面白く、
かつ仕事の大変さ、厳しさが伝わるもので、
イスラム世界の人々との交流、
杉中さんなりの視点で見た中国人像、
様々なエピソードを交えて受講生を惹きつけていました。
現在のアジア。
中国の成長が著しく、一方のわが国は景気低迷から脱することができず、
前途に不安を持つ国民が多い中、杉中さんがこれまた明快に言い切ったことは、
「日本は強い」ということ。
そして「自信を持て」と。
ただし自信はどこかからもたらされるものではなく、
努力の末自分自身でつかむものだと。
いやぁ、かっこいいです!
野球部の監督になりませんか?
最後がびしっと決まったせいか、質問がやけに少なかったですが、
これも杉中さんが明快だった、ということでしょうね。
打ち上げも楽しく時間が過ぎ、
みなさん、明快に終電を逃しました。
杉中さん、おつかれさまでした!
第2回 六華ゼミ
七戸 俊明
北海道大学大学院医学研究科 外科学講座 腫瘍外科学分野
北海道大学病院 第二外科 講師 医局長 医学博士
医者になるには・医者になってから
第2回は、外科医の七戸さんの登場です。
ボート部OBです。今は廃部になってしまったのだそうで、残念そうでした。
そういえば、35期生はみな、現在の新しいキレイな校舎を見るとなぜかがっかりするんです。
来るなり、大きな段ボール箱を車から運び出していましたが、
ナカミはなんと、外科医が手術で実際に使用する医療機器の実物。
一人でも多くの受講生に体験してもらおうと、たくさん持ってきてくれました。
第5回で講演予定の森さんも視察に現れ、松野さん(彼も医師です)も途中から応援に。
医師の志望者はどの期でもやはり多いようでして、続々と受講希望者が入室してきます。
そして、今回も前回同様、視聴覚室のイスが足りませんでした。
(前回は医師じゃなかったけど、ダイヤがもらえるのが大きかったのかなぁ)
なんだか、初夏の陽気とあいまって、熱気溢れる中、スタート。

ところで、医者になる道のりなんて、誰でも知っていますよね。
そんな気持ちで聴いていましたが、
七戸さん、これからの医師のタマゴには伝えたいことがいろいろあったようで。
例えば一流医科大学にいかないとダメなのか。
医学部に入った後にどんなことがあるのか。
医師として必要な資質は何か。
といったところを現役の医師が丁寧に熱く語ります。
これから医師を目指す受講生には刺激になったことでしょう。
体験談も交えての、とても親しみやすい講演でした。
そして、ハイライトの実演コーナー。
たくさん持ってきた医療機器に実際に触れてもらい、
受講生の席を回りながら使い方を説明して、体験させてました。
あちこちで上手いとか、失敗だとか、盛り上がりました。

外科ということもあって、胃や腸の中の写真、動画、
医療機器の操作、
内容はへヴィーなものなのに、
なぜか視聴覚室は楽しいムードに包まれていたのは、
七戸さんのキャラのなせる業でしょうか。
第1回には事情があって打ち上げがなかったのですが、
この打ち上げ(第1回でしょうか)がすごかった。
実はこういうハナシもしたかったんだとか、さらにヒートアップした熱弁が、
18時半から翌日午前2時まで続きました!
おかげで筆者は記憶がところどころありません。
七戸さん、おつかれさまでした!
第1回 六華ゼミ
吉川 博通
トーメイダイヤ(株)気相合成部部長、新開発事業部長
AGDマテリアル(株)代表取締役
Super Material 人工ダイヤモンドの開発
35期六華ゼミのトップを飾るのは、人工ダイヤモンドの開発に心血を注ぐジャッキーこと吉川さん。
ダイヤモンドは、宝飾品の王様である一方、工業原料としての側面も持っていますが、要は炭素のカタマリ。
天然ダイヤと人工ダイヤは、違うものなのでしょうか?
もし同じだったら、カラットの大きさ、カットの技術を競う宝飾品業界には、
夢も希望も見事に打ち砕かれるお話ですね。
アフリカの山奥まで行って、天然ダイヤの原石を探し求める気なんか失せてしまいます。
違うとすれば、いったいどう違うのでしょう?
その辺のお話がきっと聴けるのでしょう、と楽しみにしておりました。
でも第1回、スタッフ一同、準備はこれで大丈夫か、と若干の不安を残しながら、開始です。
吉川さん、まず我々35期の思い出話からざっくりと講演を始めました。
そう、我々の学生時代は、いわゆるバブル景気のど真ん中だったのでした。
聴いていて、いろいろ思い出しましたよ。
受講生の後輩たちは不思議そうに聴いてましたが。
そして、本題へ。

人工ダイヤ、とても夢のあるお話でした。
天然ダイヤとの違いも、文系でアタマの固くなっている筆者にも分かり易いものでした。
まあ、一部、難解な部分もありましたが...
でも、現役生はさすがです。
複雑な構成表やら分子式みたいなものがモニターに出てくると、
ささっとメモってどんどん理解して吸収していました。
頼もしいやら、末恐ろしいやら。
そして、研究者には、どうやってなったのか、
研究者とはどういう仕事を普段しているのかを
分かり易く説明していました。
これからこうした道に入ろうと考えている現役生には、
とても参考になったゼミだったと思いました。
我々の代には、こういうゼミはありませんでしたから、
現役生がなんだか羨ましくさえ感じられました。
第1回目から、とても有意義で、いいゼミになりました。
最後の質問コーナーでも、理系の受講生からけっこうレヴェルの高い質問があり、
吉川さんも真摯に受け答えをしていました。
予定時間を若干オーヴァーする、熱のこもった質疑応答になりました。
最後は、記念品(?)の人工ダイヤを、受講生にプレゼント。
全員には残念ながら渡りませんでしたけど。
第1回、無事終了です。
立ち会ったスタッフもほっとしました。
吉川さん、おつかれさまでした!


